日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。 備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。 独り言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。 |
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【25年4月26日】 【25年4月8日】
こちらに、終日あれこれと用事があって、その上、雨が中途半端に降り続く一日で、いつもなら雨の止み間をぬってとか、とにかく犬の散歩にいくところを、それができないままに、夜になってしまった。犬がほとんど夕食をたべず、なんとなく落ち着かない様子で、部屋の中をうろつく。普段とは違う犬の様子に気が付いて、どうしたのだろうかと気にはしていたのだが、その原因が突如あきらかになった。夜になると、念のためということで母の寝所に、いつもトイレ用のシートをしいておくのだが、一日二回の散歩の中でトイレの用は足しているので、今までシートをつかうことは一度もなかった。それが今やもう限界という様子で、シートを踏みつけるようにして、半分もみくちゃのなかで、そこで犬がおしっこをはじめた。その量が尋常ではなくて、おしっこがこぼれ出るのを恐れて、あわててシートの下にひいていた防水紙をシートごと持ち上げるようにした。しかし、それがかえってまずかったようで、犬はシートを離れて、さらに絨毯の上に放尿し続けた。こちらの手元には、シートを包むようにして防水紙が残ったのだけれど、その紙は犬のおしっこの重さで逆三角形に垂れ下がって、たれた部分から犬のおしっこが透けてみえるような状態だった。昨夜一晩と、今日一日と、我慢に我慢を重ね、食欲すらおそらく尿意をこらえることで減衰してしまった、その結果の重さをわが手に感じて、さすがに申しわけない気持ちになってしまった。急いでシートと防水紙を始末し、絨毯のおしっこも吸い取り、防臭スプレーをかけ、犬の下半身(というのか)をきれいにして、犬の方もようやく落ち着いたふうで、母のベットのうえで体を伸ばして居た。
翌朝は、真っ先に犬を散歩に連れ出した。その朝の散歩、犬のよく歩いたこと。
時間の流れに、こっちが追いついていない、という気分。
戸別訪問の買取サギというのか、その現物を初めてみた。昨日夕方。犬のトリミングを終えて、帰宅すると。お向かいの家がなんとなく奇妙な様子だった。男がひとり玄関の前に立っていて、ドアは半開きのまま、しきりに中と話をしているようすなのだが、その雰囲気がなんとなく違和感があったのだ。そこで、車を降りて、なにげない風を装ってお隣さんの方へ足を向けると、男がこちらに気づいたらしく、そそくさという感じでドアをしめ、出て行った。行く先を目で追うと、隣の家へ向かい、敷地内に入っていったようだ。それを確かめてから、お向かいさんの家へ行き、何かありましたかと尋ねると、たまたま来客待ちだったお隣さんが、チャイムが鳴ったのでドアを開けると、見知らぬ男が立っていた。片手に紙袋を持ち、その中身を示しながら古い靴はないか、あれば買い取ると唐突に申し出てきたそうだ。お隣さんは、何のことかわからなくて、対応に困っていると、たまたま私が帰ってきて、それを見て男は退散したということらしい。特に、被害はなかったようだけれど、困惑の表情は消えなかった。その後、男は隣の家に移動したけれど、その家は留守がちで、その日も留守だったようで、おとこはその家を離れ、隣の家へ移動し、またおなじように今度はその家の主人と話をはじめたようだった。こちらが、引き続きその様子をみていると、しばらくして男はその家を出て、さらに向かいの家へ入って行き、そこも留守だったらしくて、すぐにでてきて奥の並びの家の方へ歩いて行った。こちらは、男の不審な行動を見て、とりあえず班長さんに報告しておこうと、犬を家に入れてから班長さん宅へむかった。途中、ご近所さん二人とであって、それぞれに、「男が来ませんでしたか」と尋ねてみると、「来た」という。ひとりは、たまたま玄関は鍵をかけ、しかし部屋の方の窓を開けたまま、訪問中の知り合いと話をしていたら、男は玄関から部屋の方にまわりこんで、開いていた窓から顔を出して、同じようなことをもちかけてきたらしい。さらにもう一人のほうは、来客かと思いドアをあけると、男が立っていて、「靴はないか、あれば買い取る」と話しかけてきたらしい。ちょうど玄関に靴がちらばっていたので、「そこにあるものを持っていきなさいよ」と言うと、さらに指輪とか貴金属的なものはないかと聞いてきたそうだ。「そんなものは、ない」とぴしゃりと決めつけると、男は探しておいてくれ、といってそのまま帰って行ったそうだ(翌日、朝の散歩の途中で会ったお隣さん宅にも、同じ男がやって来たそうで、靴の話をした上、近所の家で指輪を9万円で買い取ったと言い、たまたまお隣さんが指輪をはめているのに気が付いたらしく、その指輪をちょっと見せてくれと言ってきたらしい。旦那さんが在宅中で、それ以上のことはなくて済んだそうだ)。班長さんのところに行って、簡単に経緯を説明すると、班長さんは「ちょっと見回ってくる」と言って、自転車で巡回にでかけられた。
電話で買い取りを持ちかけるのは、なんどか経験はあったけれど、こんなふうに実際、いわばアポなしで手あたり次第訪問するというのを見聞したのは、初めてだった。なんとも薄気味の悪い経験だった。